CASE STUDY
セラミックスシート成形の水系化による環境負荷低減
セラミックス
CATEGORY
成形加工
基本情報
セラミックス製品の製造において、シート成形法は薄膜を連続的に製造可能な手法として、電子部品基板や積層セラミックスコンデンサなどの製造に幅広く使用されています。
多くの場合、乾燥性や作業性から有機溶剤が使用されますが、以前より安全性、作業環境、昨今ではSDGsの観点から水系化の検討は数多く行われています。
中京油脂では、水系スラリーによるシート成形を実現するために、単一ではなく分散剤、バインダー、その他複数添加剤の配合を提案し、水系化の検討を支援いたします。
課
題
- 乾燥に時間がかかる
- ヒビなど欠陥が起きやすい
- 厚膜ほど問題が起きやすい
提案内容
特に、水溶性バインダーを用いたシート成形は、水の高い表面張力により難点が強調されやすく過去多くの研究がなされていますが、実用化の報告例は多くは有りません。
中京油脂では、エマルション系のバインダーを中心としたバインダーシステムにより、溶剤系と同様の製造工程を実現可能な配合の提案を行っています。
ソリューション製品
ベース製品
水系シート成形用添加剤カスタマイズ概要
各種粉体に合わせた分散剤の選定、添加量の調整、膜厚に対応したバインダー/可塑剤添加量の調整、分散~シート乾燥までの工程の提案などを行っております。