R&D

研究開発

機能性有機材料への
飽くなき探求と
唯一無二の技術力で
お客様の課題を解決

中京油脂は様々な機能性有機材料を組み合わせることでそれぞれが持つ物性を最大限に引き出した水性製品を開発し、創業以来多くのお客様に供給し続けています。
近年では、環境負荷物質低減だけでなく、循環型社会へ貢献する製品開発にも当社の乳化分散技術が活用されています。

様々な技術を応用し、
掛け合わせることで、
お客様の課題を解決する
唯一無二の製品を開発しています。

応用
掛け合わせ

THEME

研究テーマ

水系離型剤

樹脂成型品の製造では、液状の樹脂原料を(金)型に流し込み固化後取り出すプロセスがありますが、その際に樹脂の種類によっては(金)型から成型品をスムーズに取り出すことや、(金)型をきれいに保つ為に使用されるのが離型剤です。

世界的に環境負荷低減が求められるなか、使用する離型剤の水系化を望む一方で、品質や生産性等の面でやむを得ず溶剤系の離型剤を選択されている会社も少なくありません。

中京油脂では、これまでも溶剤系に匹敵する性能の水系離型剤を世界の顧客へ紹介し、そのいくつかで高い評価を受けてきていますが、これからもその手を止めることなく世の中に貢献できる製品開発を続けていきます。

水系離型剤の特徴

90～95％を占める揮発分が水へ変わる
VOC（揮発性有機化合物）の使用を大幅に削減
有機溶剤特有の臭いはなく、人体への負荷が低減

水系離型剤は揮発分に溶剤が含まれないので環境にも体にもやさしい一方で、
技術が浸透していないので、使いたくても使えないメーカーがほとんどです。

中京油脂

中京油脂は独自の技術で
溶剤離型剤の生産効率・品質そのままに
水系化離型剤の開発に成功。
高い評価を得ています。

身の回りでの使用事例

自動車シート
自動車のハンドル

etc.

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セラミックス
シート
成形用
水系添加剤

セラミックスのシート成形では、スラリー(セラミックス粉末の分散液)をシート状に塗り広げ、乾燥した後に巻き取りや切断、穿孔などの加工を行う成形方法になります。
シート成形は「乾燥に時間がかかる」「ヒビなど欠陥が起きやすい」「厚膜ほど問題が起きやすい」などの難点があり、特に、水溶性バインダーを用いたシート成形は、水の高い表面張力により難点が強調されやすくあまり実用化されていません。
中京油脂ではエマルション系のバインダーを中心としたバインダーシステムにより、溶剤系と同様の製造工程を実現。
アルコールなどの溶媒を使用しないシート成形の実用化を可能にしました。

水系離型剤の特徴

種別	成分	種別
バインダー	アクリル樹脂エマルション	乾燥性が良く、柔軟
可塑剤	水溶性オリゴマー	シートの柔軟性を調整可能
粘度調整剤	高分子量樹脂水溶液	塗工に適した粘度への調整
消泡剤	界面活性剤系消泡剤鉱油系消泡剤(シリカ含有)	気泡除去を効率化

各種粉体に合わせた水系処方の検討・提案により開発のスピードアップと焼成体の品質向上に貢献します

身の回りでの使用事例

電子製品の基盤
放熱板

etc.

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PLA分散体

PLA(ポリ乳酸)は、通常の室温環境下ではほとんど分解せず、長期間使用可能で、
植物由来という特性や廃棄後に二酸化炭素や水などに分解できることから、
食品と接する用途で使用されることが多い素材です。

近年、重要性が高まっている生分解性樹脂をより使いやすくするために、
中京油脂ではPLAのエマルションを開発しました。
エマルション化することにより、硬く脆いPLAのコーティングが可能となり、
優れた特性を発現します。